ずっとそばに

この世にいない、彼への想いを綴ります。

陽へ

今年は新しい水着


買わないの?


僕にだけ


こっそりでいいから


見せてよ



君の水着姿は


誰にも見せたくないけど


本当は


自慢したいんだ




僕の彼女なんだって


大声で叫びたい気分なんだ



いいだろう


僕のわがままも聞いてよ


声が枯れるほど


もう、ずっと


君の名前を呼んでるんだ

純へ

毎日どうやって過ごしてたのかな


当たり前の事を


当たり前に




朝起きて


ご飯を食べて




毎日同じように同じ事をして


楽しみを見つけて過ごす



純は今


どんな風に過ごしているのかな



あたしは静かに過ごしたいけど


毎日が、騒がしいよ




背中に温かさを感じるのは


純がいるから?




いつもより


風を感じるのは


純がいるからかな



今日は少し穏やかに過ごせそうだよ

純へ

いつも、純は


あたしの味方でいてくれた




嫌な事があると


純にいつも愚痴ってたね


どんな事でも


あたしの味方だった




純は優しい




嫌な事が頭の中で


ぐるぐるすると


楽しい事を考えなくちゃ


って、必死にぐるぐるする



抜け出せるのは


純との楽しい時間を


思い出すとき



次はどこに行こうか




元気になったら


また、軽井沢行こうねって


約束したよ




いつもは純の運転だけど


あたしが連れてってあげるから


助手席で


寝てていいから


一緒にいて


お願い